コンセプト
取締役・一級建築士
田村 一幸 Kazuyuki Tamura

1957年三条市生まれ。東京生活を経て22歳で三条に戻り、公共工事を扱う会社、店舗デザインを扱う会社を経て田村設計事務所を設立。
秋にショールームも兼ねた新社屋も完成予定です。

「設計士は施主のイメージを具現化するのを手助けする仕事だ」と、設計前にいつも自分に言い聞かせている。
設計士が先走り、施主の住みたい家からだんだん離れてしまうのは、最悪だ。そのために設計士は、施主の何倍もの建築知識を持たねばならない。そして、設計から施工まですべてにおいて、有資格者がプロとして付き添いたい。
なぜ施工から一貫して請け負うことにしたのか。理由は、風の流れ、日当たり、建物の強度を自分自身で確かめながら、自己責任でつくり直すことができるから。家にとって間取りとは家族との付き合いを表現する場であり、デザインは自己主張、日当たりは心の安らぎ、風は体の安らぎである。そしてこれらの要素は互いに干渉しあい、百点満点の住宅はない。
その中のどれを一番大切なこととして拾いあげるかは、住む人の選択になる。
その選択をより確かなものにすることを手伝える「住宅のプロ」でいたい。